ルピナス村のかか日記

加古川市志方町で農業を頑張る「かか」の日記です

久しぶりに講演会に参加しました!

慌ただしい毎日の中で最近はめっきりお勉強会や講演会に参加する事も減った中で

以前から聞いてみたいと思っていた団体の講演会があるとFacebookで見つけ、申し込んでみました。

姫路市の『NPO法人生涯学習サポート兵庫』は子供たちに遊びなどを通して学び、生きる力をつけることを大切にする事で子供達のサポートをしているそうです。

具体的には自然体験やキャンプ、ファミリーコンサート、子供会のイベントのサポートや、企業のプログラム企画など活動は多岐にわたるとのこと。

講演会の中では無人島一週間自給自足生活挑戦チャレンジアイランドのお話が多く出てきました。

ガスもない、電気もない、水道もない、何もない無人島で火をおこすのも火打ち石、自分で魚をとり、調理も自分達、自然、仲間の有り難さ、命の尊さを実感して子供達は帰るそうです。

結果をひたすら求められる時代に、課程「プロセス」を大切にし、子供達が自分の役割を認識し、遂行する事でそこに自分の居場所を見つけていく。

実は生涯学習サポート兵庫さんの企画するキャンプに息子が参加させていただいたことがあります。

最終日にリーダーの方にご挨拶に行ったときのことでした。私が息子の親だと知ると、リーダーさんが突然ワッと泣き出したのです。家では何もしない息子がキャンプ中、本当によく頑張ってくれたと、3本しか与えられないマッチで一生懸命火をおこし、班の最年長として小さい子をまとめ、頼りになった、助かった、ありがとう、ありがとうと泣いてくださったのです。息子は過酷な状況でそのリーダーさんをサポートし、お手伝いをする事で誰も友達のいないキャンプでも自分の居場所を見つけることが出来たのだと思います。

そのキャンプ後息子は何でもやりたいことを積極的にチャレンジする子になりました。担任の先生からあのキャンプが息子には本当に良かったのだと思います、と言われました。感謝するとともに私の親として足りない部分を痛感した出来事でした。

子供の世界だけではなく、私達大人社会であっても同じなのではないかと感じました。

誰かの、社会の、何かの役に立ちたい、そんなふうに願い行動出来る大人に育って欲しい。心からそう願います。

そして私自身も今の仕事を通じて少しでも、たとえ僅かでも誰かの役に立つ人生を送りたいと思います。

 

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